私たち農業自衛隊は、「日本を守る」という自衛官の使命と「食を守る」という農業の使命を結びつけるべく活動しています。その一環として、多古町の農家の皆さまから栽培技術を直接学び、安定的な食料生産への取り組みを進めております。

多古町農家さんの協力による栽培技術の修得
多古町の農家の皆さまにご協力いただき、地域に根差した栽培技術の知識と技術を学んでいます。作物や気候、土壌に合わせたベストな手法を実際の現場で実践することで、効率的かつ安定した生産を可能にするノウハウを身につけています。
トマト栽培:佐藤さんからのご指導
施設栽培を中心としたトマトづくりを行う佐藤さんより、土づくりや温度・水分管理、病害虫対策など、収量と品質を両立させるためのポイントを学んでいます。現場でのきめ細かなノウハウは、トマトならではの繊細な栽培管理に欠かせません。



米栽培:萩原さん(多古米王子)からのご指導
豊かな水と土壌が育む「多古米」は、長年の経験と探究心を絶やさない萩原さんご一家のもとで学んでいます。苗づくりから収穫まで、各工程を通じて培われる伝統的な栽培技術は、食味や品質を最優先する米づくりの原点です。



退職自衛官を全国に展開し、安定供給へのアプローチ
このように培った栽培技術を、今後は退職自衛官を全国各地に展開して活かしていきます。地域の農家と連携し、米やトマトをはじめとする主要作物の安定的な生産を拡大することで、日本の食料共有問題にアプローチしてまいります。自衛官として培ってきた責任感・行動力を、新たな“国防”=食の安全保障に注ぎ込むのが私たちの使命です。

