
米先任!多古町の越河さんのところでネギの定植作業を体験してきたであります!
「ひっぱりくん」という機械で苗を植えるんですが…想像以上に暑くて大変でした!
炎天下の作業は体力も気力も削られるが、それも米やネギを食卓に届けるための現場の現実じゃな。


休憩中に越河さんが「農業は繁忙期に一気に人が必要になるから、普段から助け合う関係が大切」と話されて…
自分、すごく胸に響いたであります。
農とは一人で完結せぬもの。
横のつながりがあるからこそ、土地も人も守られるんじゃ。


帰りにいただいたお米「ゆうだい21」、炊いてみたら本当に美味しくて…
20年以上の開発の想いが詰まった味でした!
一粒一粒に込められた時間と情熱を噛みしめたじゃろう。
おぬしも、その想いをつなぐ者にならんとのう。

ネギの定植作業を体験!
農業自衛隊は今回、千葉県多古町で米とネギを生産されている越河さんのもとを訪れ、
ネギの定植作業を体験させていただきました。
この日は農業自衛隊メンバーだけでなく、
多古町に新規就農された農家さんも援農として参加。
現場には自然と一体感が生まれ、作業もはかどります。
定植作業では、農機具「ひっぱりくん」を使わせていただきました。
この機械は苗箱に入ったチェーンポットを効率的に植え付けることができ、
農作業の負担を大きく軽減する優れものです。


炎天下で感じた農業の厳しさ
ただ、7月下旬の炎天下での作業は想像以上の暑さ。
休憩中に日陰で汗をぬぐいながら、
「農家の皆さんは日々これだけの労力をかけて食卓を支えているんだ」と
身をもって実感しました。
越河さんの言葉に学ぶ“つながり”の力
作業の合間、休憩中に越河さんが話してくださった言葉が印象に残っています。
「農業は、ずっと人が必要なわけじゃないんです。
でも、定植や収穫などの際は一気に人手が必要になります。
なので、普段から農家同士が助け合っていく関係性が重要なんです。」
ネギのように繊細な作業は、機械化が進んでもやはり人の手が欠かせない部分があります。
繁忙期にだけ一気に人手が必要になる農業の特性ゆえに、
普段からの横のつながり・信頼関係が現場を支えているという言葉に、農業の本質を見たような気がしました。
出会ったお米「ゆうだい21」
帰り際、越河さんから「良かったら食べてみて下さい」とお米をいただきました。
それが、品種「ゆうだい21」です。
帰宅後、土鍋で炊き上げてみると…
ふわっと立ちのぼる香り、粒立ちの良さ、噛むたびに広がる甘みと旨み。
「ゆうだい21」は栃木県の宇都宮大学が20年以上の歳月をかけて開発した品種とのこと。
登録までに長い時間がかかった背景には、
“本当においしい米”をつくりたいという情熱がありました。
その想いが、一粒一粒に宿っているような味わいでした。



つながりと学びの一日
この日、農業の現場に触れ、
人と人とのつながりの大切さを教えていただき、
さらに心から美味しいと感じられるお米に出会えました。
越河さん、本当にありがとうございました!
私たち農業自衛隊も、人をつなぎ、地域を支える存在になれるよう
これからも活動を続けてまいります。