
米先任…
船越地区の現状を聞いて、正直胸が詰まる思いだったであります…。
空港の機能強化で人が減り、農家も離れていく。
地域が静かに、だが確実に変わっていくんじゃな。


「土地を守りたい」っていう農家の皆さんの声…
真っ直ぐで、重たかったであります。
想いを継ぐ者がいなければ、どんな豊かな土地も荒れる。
だが、動き始めてる者もおるのじゃろ?


はい!
農業法人を立ち上げて、100町歩を支える計画が進んでるであります!
その中に“外からの力”も入って…。
ならば、農業自衛隊も動くのじゃ。
背中を預けられる存在にならんとのう。


この出会い、大事にしたいであります!
自分も本気で“守る側”に立つ覚悟を決めたであります!
あじさい祭りから生まれたご縁
先日、あじさい祭りをきっかけにご縁をいただいた
幸島さんとともに、船越地区の農業課題について打ち合わせを行いました。
当日は幸島さんのお声がけにより、
農業界に幅広い人脈をお持ちの寺田さん、そして木川さんもご同席くださいました。
船越地区が抱える深刻な現状
今回の打ち合わせでは、空港機能強化地域である船越地区が直面している現実と、今後の展望について伺いました。
現在、空港機能強化に伴う住居移転の影響で、
かつて約120戸あった船越地区の住宅は、すでに100戸を下回る状況に。
それに伴い、農家の離農も加速しており、地域農業の存続が危ぶまれる状態です。
農地を守るための新たな一歩
このような課題に対し、寺田さんたちは前向きな取り組みを進めています。
- 土地改良・区画整理に備えた**農業生産法人(8名)**の設立
- 外郭支援メンバー10数名によるサポート体制
- 船越地区にある**120町歩のうち約8割(約100町歩)**を管理・運営する計画
まさに、地域農業の未来を守るための大きな挑戦です。
担い手不足と“想い”の継承
お話の中で特に印象的だったのは、
高齢化が進む農家の皆さんが口々に語る「土地を守りたい」という想いでした。
若い担い手が必要なのはもちろんのこと、
そのスピード以上に進んでいく「農家の減少」に戸惑いながらも、
先人が守り抜いてきた土地をなんとか継承したいという真摯な声に、深く胸を打たれました。

農業自衛隊としての使命
この貴重な対話を通じて、
我々農業自衛隊も船越地区・多古町の方々から信頼される存在となれるよう、今後一層の努力を重ねていく決意を新たにしました。
ご縁に感謝するとともに、背筋の伸びるような時間でした。
感謝を込めて
寺田さん、幸島さん、木川さん、
お忙しい中にもかかわらず、貴重なお話と情報を本当にありがとうございました!
地域とともに歩み、支える力となれるよう、引き続き尽力してまいります。