「藤崎農場で学んだ不耕起栽培」信念が実を結ぶまで

活動状況
トマト士長
トマト士長

米先任!自分、藤崎農場に伺ってきたであります!無農薬・不耕起栽培の第一人者で、当初は販路にも理解が得られず苦労されたと聞いたでありますが、今では評価が広がっていると知り感動したであります!
レーベントパック真空や収穫後の−1℃40日貯蔵で甘みを引き出す工夫まで見せていただいたであります!

ふむ、不耕起とは土を壊さぬまま栽培する法か。土壌構造と微生物層を守ることで長期的な地力を育む――まさに未来に残すべき知恵じゃな。だが、実践者が減っておる点は憂慮すべきことじゃ。

米先任
米先任
トマト士長
トマト士長

はい!現場では「信念を持ってやればいつかは分かってもらえる」と藤崎さんがおっしゃっておられて、自分たちもその覚悟を学んだであります!自分、−1℃での熟成や真空包装の具体的な手順も記録して、現場で再現できるようにしたいであります!

良い心掛けじゃ。ただの模倣で終わらせぬために、データの蓄積と若手への継承路線も整えるのが肝心じゃのう。収量・品質・コストをちゃんと比較して示せれば、理解は広がるぞ。

米先任
米先任
トマト士長
トマト士長

了解であります!まずは藤崎さんの圃場での実証試験と、作業マニュアル化、見学・研修プログラムを作成するであります!不耕起の技術と知恵を次世代に伝えるため、農業自衛隊も現場で汗をかいて支援するであります!

よかろう。その意気と謙虚さを忘れぬことじゃ。現場で学び、記録し、地域と共に育てる——それが継承の道じゃのう。わしも力を貸すから、着実に一歩ずつ進めるのぞ。

米先任
米先任

ごあいさつ

今回は千葉県の藤崎農場に伺い、藤崎さんから貴重なお話をお聞きしました。藤崎さんは、無農薬栽培、不耕起栽培の第一人者です。


藤崎さんの挑戦と評価の広がり

受け入れられなかった開始期と販路の苦労

藤崎さんが挑戦した無農薬栽培は、当初、農協からも受け入れてもらえず、販路の確保にも大変苦労されたそうです。

信念がつないだ理解と評価

それでも信念を持って取り組みを続ける中で、徐々に理解が広がり、やがて確かな評価へとつながっていきました。背景には不耕起栽培という挑戦があります。


不耕起栽培とは

耕さずに育て、土の構造を守る

不耕起栽培は、田畑を耕さずに作物を育てる農法のこと。土壌の構造を壊さないため、微生物や昆虫など多様な生き物が生息しやすくなり、自然の循環が活発になります。
耕す手間を省くために始まったこの農法は、やがて生き物を呼び込み、土壌の連鎖を豊かにし、環境や健康にも良い効果をもたらしました。


お米づくりの工夫

-1℃で40日保管:自然な甘みを引き出す

収穫後にマイナス1度で40日間保管することで、デンプンが糖に変わり、自然な甘みが引き出される。

「レーベントパック真空」で品質保持

レーベントパック真空という特殊包装により、袋内の酸素を抜いて真空状態にすることで、酸化による劣化を防ぎ、水分を保ち、虫の発生も防止できる仕組み。こうした知恵が品質保持を支えていたことを知り、深い学びとなりました。


課題と継承

減少する実践者と守るべき知恵

現状として、不耕起栽培を実践する農家は年々減少。時間や労力、収量の課題から離れていく流れがある中で、この農法は絶やすことなく守り継がれるべき知恵だと私たちは感じました。

農業自衛隊の使命

農業自衛隊は、不耕起栽培の技術や精神を未来へ継承することを使命の一つと捉え、持続可能な農業の道を開く取り組みとして向き合っていきます。


心に残った言葉

「信念を持ってやれば、いつかは成功する」

最後に藤崎さんは「信念を持ってやれば、いつかは成功する」と語られました。その力強い言葉は、農業自衛隊の活動理念にも深く通じています。困難の中で挑戦を続ける姿勢は、地域を守り支える私たちの歩みにも確かな勇気を与えてくれました。


まとめと決意

藤崎農場で学んだ知恵と情熱を胸に、農業自衛隊はこれからも農業の現場と共に歩み続けます。

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