
米先任!
多古町のあじさい祭りに参加してきたであります!
みんなで町を盛り上げようとする活気は想像以上で感動したであります!
ふむ。
自然と人と食が揃う祭りはええもんじゃ。
で、“ジャンボおにぎり”とやらは実際どうじゃった?


多古米のご飯1kgに、元気豚のハンバーグ・生姜焼き・フランク入りで、破壊力抜群であります!
1000円で完売御礼!
塩むすびは”おかずいらず”で十分に美味しいのです!
うむ、米に誇りを持ってる証じゃな。
おかずがいらんほど旨い米というのは、まさに兵站の理想型じゃ。


祭りの後には意見交換会もあって、“米作りは国防の一翼”って言葉にシビれたであります!
「1人で1年分、仲間と一緒なら1年で10年分」――ラボの言葉、深いのう。
おぬしも感じたか、データと想いを共有する力を。


はい!
農業自衛隊も、こうして現地に飛び込んで共に動くことで、確実に絆が深まると実感したであります!
よし。
ならば次はおぬしらの番じゃ。
将来、あじさい祭りにブースを構え「食料安全保障と防災への貢献」を現実にするんじゃぞ!

第41回ふるさと多古町あじさい祭りに参加しました🐌
−概要−
多古町の初夏を彩る「第41回ふるさと多古町あじさい祭り」に 6 月 15 日(日)参加し、米農家研究会 Rice Field Labo in Tako (旧:やる気集団)のブース運営を支援しました。
朝方こそ激しい雨でしたが開会時にはすっかり上がり、最高 29 ℃・湿度 80 %超という蒸し暑さの中でも、栗山川沿い約 1 万株のあじさいを目当てに多くの来場者が集結しました。
Rice Field Labo in Tako名物のジャンボおにぎりと多古米の魅力を通じて “おかずの要らない米” と称される多古米の底力を実感し、夜は農業自衛隊とRice Field Labo in Takoが想いを語り合い、日本農業を守り育てる結束を固めました。
多古町あじさい祭りとは
栗山川畔に10,000株以上のあじさいが咲き競う頃に開催される町最大の観光イベントで、今年2025年は41回目を迎えました。
会場の「道の駅多古あじさい館」周辺では、地元食材のキッチンカーやステージイベントが並び、町内外から毎年数万人が訪れます。

Rice Field Labo in Takoブースにて販売体験
Rice Field Labo in Takoは、多古町の米農家が定期的に集い、栽培技術や成果を共有しながら「多古米」のさらなる向上を目指す研究組織です。
かつて「やる気集団」と呼ばれたRice Field Labo in Takoは、有機減農薬のコシヒカリ『味彩米』を開発し、エコ農産物認証も獲得しています。
Rice Field Labo in Tako名物はなんと言っても「ジャンボおにぎり」
多古米のご飯を1kgの中に、多古町ブランド豚「元気豚」のハンバーグ、生姜焼き、ハーブフランクの3種が贅沢に入っています。こんなにもボリューム感があるにも関わらず1,000円という破格設定で、昼前には完売しました。
また、多古米100 %を使った塩おにぎりが150円で提供され、こちらも大人気!
冷たい麦茶やお茶セットで購入する来場者が多く、気温上昇の塩分補給にも好評でした。



意見交換会
祭り終了後、Rice Field Labo in Takoの生産者からお声をかけていただき、農業自衛隊メンバーと一緒に支援していた現役大学生ボランティアの方たちで意見交換会に参加しました。
日本の食料安全保障向上に向けた水田活用策、退職自衛官の農業参入支援モデル、多古米の農法や実験内容などを語り合い、「地域の米作りを国防の一翼に」という共通ビジョンで一致団結しました。
特に印象に残ったのは、Rice Field Labo in Takoの生産者様が「一人で生産していれば、1年にデータが1つしか生まれない。しかしながら、Rice Field Labo in Takoのメンバーと共有すれば、1年で10年分のデータが共有できる。」と仰っていたことです。まさに、それこそがラボの価値であり、農業自衛隊も退職自衛官のネットワークによってデータを共有できる仕組みを築いていく必要性を実感いたしました。


まとめ
蒸し暑さを吹き飛ばすほど熱気に満ちた多古町あじさい祭りは、花と食と人が交差する“地域丸ごと体験”の場でした。
ジャンボおにぎりを中心に多古米と元気豚の魅力をPRできたことは、地元農業の底力と可能性を来場者へ強く印象づける成果となりました。
このようなイベントは、都会消費者と農家の接点を広げる素晴らしい活動であると実感しました。
今後は、多古町に農業自衛隊としてのブースを構えることができるように多古町を拠点に実績を積み上げていきたいと考えています。
再来年を目標に、退職自衛官ならではの多古米を使った自衛隊カレーライスや防災などの展示を用意し、「食と国土を守る町」多古の姿を発信していきたいと思ってます。

-追伸-
最後に、我々農業自衛隊を温かく迎え入れてくださった Rice Field Labo in Tako の皆様、並びに 多古町役場 の皆様に、心より御礼申し上げます。
農業は、「農地」「農機具」「保管設備」「販路」「物流」など、多くの要素を自ら確保しなければならず、新規就農が非常に困難な分野であると認識しております。その中で、現地の皆様のご理解とご協力なしでは、活動の実現は極めて困難であると強く感じております。
今回、私たち農業自衛隊の活動を受け入れてくださったことは、大変心強く、今後の取り組みにおいても大きな支えとなるものでございます。
また、Rice Field Labo in Tako の皆様は、これからの日本農業のあるべき姿や、多古町、そして多古米のさらなる発展に対して、深いご見識と強い想いを持っておられる方々です。
私たち農業自衛隊としても、皆様の志に共感し、今後ぜひお力になれればと考えております。
引き続きよろしくお願い致します。
