農水省・防衛省・農業団体が歴史的な申合せ締結

お知らせ

~退職自衛官の農業界参入を本格支援へ~

2025年6月6日、農林水産省と防衛省、さらに全国農業協同組合中央会(JA全中)など農林水産業を代表する各業界団体が、「人材確保の取組に係る申合せ」を正式に締結しました。
これは、我々「農業自衛隊」がこれまで独自に取り組んできた【退職自衛官の農業界への橋渡し】という活動の追い風となる事でしょう。

農林水産業及び自衛隊における人材確保の取組に係る申合せの締結について:農林水産省

◆ 合意の背景と意義

日本の農林水産業は、担い手不足という喫緊の課題を抱えています。一方、自衛隊では毎年多数の自衛官が定年(55~57歳が多数)・任期満了(20~30代)を迎え、再就職の道を模索しています。
今回の申合せは、「防衛」と「食料」の両面からの国家安全保障を強化するために、これらの課題を連携して解決しようとする新しい枠組みです。


◆ 主な取組内容

今回の申合せで示された主な内容は以下の通りです:

1.採用広報の強化

農林水産業に関する業界の魅力や活躍する元自衛官の事例、福利厚生・キャリア情報などを、自衛官向けに広く周知。防衛省はこれに全面協力します。

2.業種説明会・インターンの開催

退職予定自衛官に対して、農林水産業の仕事内容を深く理解してもらう機会を提供。各地の農政局・自衛隊基地で業種説明会が実施されます。

3.職業訓練・資格取得支援

自衛官が農業に転職する際に必要な資格取得等をサポート。防衛省と農水省が連携して職業訓練の内容を充実させます。

4.予備自衛官制度との両立支援

農業法人等が予備自衛官等として勤務する従業員を抱えている場合、その勤務と農業の両立に必要な支援を業界が行うことが明記されました。


◆ 我々「農業自衛隊」の立ち位置

農業自衛隊はこの国の食と防衛を支えるため、「防衛から農衛へ(自衛官から農業人へ)」というキャリアの橋を築いてきました。今回の申合せによって、我々の活動に追い風となる事でしょう。


◆ 今後に向けて

この申合せは、2025年6月6日より正式に締結されました。まだ始まったばかりですが、今後、全国各地の農政局や自衛隊駐屯地において説明会や相談窓口が設けられたり、退職予定自衛官と農業法人とのマッチングが本格的に始まっていくことを期待しております。

農業自衛隊は、今後も「食料」と「防衛」の両輪でこの国を支える人材の育成・マッチングに全力を尽くしてまいります。


📣 自衛官の皆様へ「農の道」を新たな戦場とし、地域と国を守る生き方を共に築きませんか?

農業自衛隊はあなたの挑戦を待っています。

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