多古町のお米農家(萩原農場)、
多古米王子こと萩原さんのところへ行ってきました。
2回目の種蒔きと
田植えを教えていただきました。






前回種蒔きした苗はハウスの中ですくすくと成長していました。
この育った苗を軽トラックに積み込み田んぼへ運び、
田植え機にセットしていきました。
普段はこの一連の作業をひとりで行っているとのことで、機械化された田植え作業もまだまだ重労働の作業が必要になると感じました。
多古町は、水がはられた田んぼが広がり、
この日はあちらこちらで家族で田植えをしている様子が見られました。



家族で支え合ってなんとか続けている農家さんがいますが、
現状は、日本のどこの地域も高齢化し農家を辞めていく方がどんどん増えています。
耕作放棄地となり、草が背丈にまで育った荒れた田畑もたくさん目にします。
そんな中、萩原さんは
日々栽培を研究し、販売の新規開拓や経営改革、新しいアイデアを実践し発信しておられます。
毎週、東京のマルシェに農産物を持っていき、
マルシェに来た方の顔を見て話をして
農産物と都会の人を繋ぐ努力も何年もこつこつと続けておられます。今では荻原さんのお米を楽しみに足を運んでくれる方がたくさん増えたそうです。
農作物を買う方たちにも
この田園風景と農作物がお店に並ぶまでの農家の方々の地道な努力や想いを知る(体験する)機会がもっともっと増えたらと感じました。
お昼にお母さまが萩原家の多古米を炊いてくださいました。
艶があり、ひと粒ひと粒が生きていて、香りが良く甘みがあり
とても美味しかったです。
この美味しさは、
種蒔きからすでに作られます。
その年の気候を見て予測し、その日の天候を見て種を蒔くタイミングを決めます。
長年の経験から種蒔き時に農薬を使わなくていい工夫もされています。
ハウスで育つ苗の様子を見ながら水をまき、
田んぼに植えるときは、苗同士の間隔を広めにしたり、
肥料をできる限り減らしています。
このような長年培った知識や技術、感覚の結果、この美味しさがうまれます。
萩原さんはこのようなご先祖さまから続けてきた技術や感覚を文章化し、美味しいお米を日本中のみんなが作れるように研究されています。
まだまだお父さまの頭の中には長年積み重ねてきた言葉にできない感覚があるそうです。
われわれ農業自衛隊にもお父さま達のそばで見たり触ったり体感できる機会を作ってくださりとても感謝しています。
貴重なこの時間の中でできる限り吸収し
実践できるよう努力し続けたいとおもいます。

田植え機での田植えの後、
浮いてしまっている苗を集めて、手植えもさせてもらいました。
田んぼの中をズボズボと歩く感覚や土の感触は童心にかえるようななんともいえない気持ちになりました。
また、筍掘りもさせていただき、春を全身で味わいました。

萩原さん、お父さん、お母さんありがとうございました!
引き続きよろしくお願いします!
協力
萩原農場 https://takomai.ocnk.net/
