山口の課題から全国へ――藤生 宰さんと語る担い手づくり

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トマト士長
トマト士長

米先任!自分、平山さんの畑で「さつまいも切り」とマルチ剥ぎをお手伝いしてきたであります!藤生 宰さん(山口県議)も汗を流してくださり、当日は晴れて作業日和だったであります!

ほう、それは良き日和じゃったのう。議員が現場に足を運び、共に手を動かすことは、地域の問題を肌で知る大切な機会になるのう。藤生殿の視点も興味深いのう。

米先任
米先任
トマト士長
トマト士長

藤生さんは山口県の農家平均年齢が72.3歳であることを挙げ、「退職自衛官は56歳で、地域にとっては若手になり得る」と話してくださったであります!自分、人手不足の現実と芋作りが機械化しにくいことを改めて実感したであります!

芋類は手作業が多いからのう。機械は補助するが、細やかな選別や鎌仕事はやはり人の領域じゃ。退職自衛官の規律・体力・現場力は、その穴を埋め得る資源じゃな。

米先任
米先任
トマト士長
トマト士長

記者さんも取材に来られていて、藤生さんの提言や我々の取り組みが注目を集めつつあるであります!年間約8千名の退職自衛官の力を畑につなげるモデルを進めたいであります!

取材が入るのは良きことじゃ。だが、その受け皿を用意するには教育と地域受容が要るぞ。安全教育、農機具の基礎、動線や衛生のルールを整え、地域と丁寧に合意形成せねばならぬのう。

米先任
米先任
トマト士長
トマト士長

承知したであります!自分たちはまず農業体験や援農を進め、受け入れ基準と安全ルールを明確化するであります!それでこそ持続的に人手を提供できるであります!

よかろう。その方針で進めよ。現場で汗を共にし、地域の信頼を勝ち得ることが何よりじゃ。わしも力を貸すから、着実に一歩一歩進めるのじゃぞ。

米先任
米先任

ごあいさつ

山口県議会議員の藤生 宰(ふじおおさむ)さんが、農業自衛隊の援農活動に応援にお越しくださいました。今回は多古町のさつまいも農家・平山さんの畑に伺い、「さつまいも切り」と「マルチ剥ぎ」の作業を行いました。数日前までは雨予報で外作業は難しい見立てでしたが、当日は見事に晴れ上がり、秋風が心地よく吹く絶好の作業日和となりました。


当日の作業

さつまいも切り:大きさと形をそろえる

「さつまいも切り」は、掘りたてのさつまいもの蔓を切り大きさや形をそろえる工程です。丁寧さと手際が問われ、作業の質がそのまま見栄えや流通時の扱いやすさに直結します。

マルチ剥ぎ:根気が要る“人の手”の仕事

「マルチ剥ぎ」は、地表を覆うビニールマルチを剥がす作業。蔓が絡みついているため、鎌で切りながら進みます。想像以上に蔓が強靭で鎌にも絡むため、根気のいる工程でした。農業自衛隊員と藤生さんが汗を流しながら、ひとつひとつ確実に進めていきました。


藤生 宰さんの視点

山口県の現状と“若手”としての退職自衛官

藤生さんは作業に加わりながら、山口県農業の現状について語られました。2020年の調査では、山口県の農家平均年齢は72.3歳と全国ワースト1位。県の主要産業は工業で、農業従事者は減少傾向にあります。しかし県内の約7割が中山間地域であり、防災や地域インフラ維持のためにも農業の担い手は不可欠です。
藤生さんは以前から「自衛官は56歳で退官するため、72.3歳という平均から見れば“若手”にあたる。退職自衛官が農業を担えば大きな戦力になり得る」と考えておられ、その思いから農業自衛隊にご連絡をくださいました。


現場で実感したこと

芋づくりはなお“人力”の領域が多い

水稲と異なり、芋の栽培は機械化が難しい工程が多いと実感しました。今回の「芋切り」や「マルチ剥ぎ」も、人の手がなければ成り立たない作業です。効率化が進む現代農業においても、人の力が必要な場面は数多く残されており、地域と人をつなぐ活動の意義を改めて確認しました。


農業自衛隊の見立てと連携の可能性

年間8千名の退職自衛官、その一歩を畑へ

同様の課題を抱える地域は全国に存在します。農業自衛隊は年間約8千名の退職自衛官が農業に少しでも加われば、担い手不足の解消に大きく近づくと信じています。今回、藤生さんと共に汗を流し、強く共感できたことは、私たちにとっても大きな励みとなりました。


取材の来訪

課題への関心が広がっている

この日の援農活動には、自衛隊関係の新聞社の記者の方も取材に来られました。記者の方は元・高等工科学校ご出身とのことで、退職自衛官の課題に強い関心を持たれていました。記事化の可否や発刊日は未定ですが、確定次第、あらためてご案内いたします。


まとめと感謝

平山さん、農業自衛隊の体験研修の受け入れをありがとうございました。さつまいも苗の定植から収穫までを体験させていただいたことは、私たちにとって大変価値のある貴重な経験となりました。藤生 宰さんの現場参加とご提言に心から感謝し、これからも地域とともに歩む援農を進めてまいります。

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