【養豚研修】子豚1,000頭を迎え入れ!Jerry Beansで学んだ現場力

活動状況
トマト士長
トマト士長

米先任!
紫陽花まつりでご縁をいただいたJerry Beansさんの養豚場で研修してきたであります!
繁殖から出荷、加工まで一貫して担う企業で、とても学びが多かったであります!

おぉ、一貫生産に加え、衛生管理が徹底されておると聞くぞ。
感染症に弱い養豚では、その積み重ねが命運を分けるんじゃな。

米先任
米先任
トマト士長
トマト士長

はい!
この日は別の農場から来た子豚1,000頭を受け入れる作業を体験しました。
声掛けや位置取りで誘導するのは、思った以上に難しかったであります!

生き物相手の作業は、野菜とはまるで違う。
群れを乱さず導く知恵は、現場に身を置かねば得られぬものじゃのう。

米先任
米先任
トマト士長
トマト士長

さらに、頭数の確認や怪我・病気のチェックもしました。
60頭の群れから、足を痛めた2頭だけを切り分ける選別は本当に緊張したであります!

冷静さと経験がものを言う工程じゃな。
畜産には、個体を見極めながら群全体を守る視点が求められるのじゃ。

米先任
米先任
トマト士長
トマト士長

豚舎は清潔で空調も整い、排泄物は自動搬出でした!
仕組みと運用が組み合わさって、効率と衛生を両立しているのを肌で感じたであります!

なるほど。
今回の学びは、退職自衛官が農業界へ入る際にも大きな示唆になるはずじゃ。
畜産もまた地域を支える柱、おぬしらの歩みにつながるのう。

米先任
米先任

ごあいさつ

多古町の紫陽花まつり(2025年6月)でご縁をいただいた養豚農家、Jerry Beans(株式会社ジェリービーンズ)の内山さんの農場へ研修に伺いました。繁殖・分娩・哺育・子豚育成・肥育・出荷、そして食肉加工まで、養豚の一連のサイクルを一貫して担う企業です。

一貫生産と徹底した衛生管理

養豚は感染症リスクが非常に高いため、子豚になるまでの農場と肥育用の農場を完全に分離して運営。場内には消毒設備が要所に配置され、動線管理や衛生ルールが徹底されていました。こうした“当たり前”の積み重ねが、企業としての強いブランド力につながっていると感じました。

研修のメイン:子豚1,000頭の受け入れ

この日は、別の農場で育った約1,000頭の子豚を肥育用豚舎に迎え入れる作業を体験。トラックから各部屋へ誘導していく工程は予想以上に難しく、立ち止まる子や逆走する子も。声掛けや位置取りを工夫し、根気強く前へ進める経験は、マニュアルだけでは学べない現場の知恵そのものでした。

誘導後の確認:頭数・健康チェック・選別

各部屋ごとに頭数を数え、病気や怪我がないかを点検。足を痛めている個体や、へそヘルニアの症状が見られる個体は、獣医の治療のため別室へ移動します。60頭規模の群れから該当する2頭のみを切り分けて誘導する選別は、スピードと落ち着き、そして経験が問われる工程でした。

施設の工夫:清潔さ・空調・自動搬出

豚舎内は想像以上に清潔で、温湿度の空調管理が行き届いていました。排泄物は床下設備で自動搬出される仕組みになっており、衛生と作業負荷の双方を最適化。現場に立つからこそわかる「仕組み」と「運用」の細部に、畜産の成熟度を感じました。

野菜との違いから見えた“畜産のむずかしさ”

普段、野菜に触れる機会が多い私たちにとって、相手が“生き物”であることのむずかしさを体感しました。同時に、個体差を理解し、群れ全体を安全に管理するノウハウの重要性も強く実感しました。

学びとこれから

私たちはこれまで、退職自衛官を農業界へつなぐ準備活動を続けてきました。今回の研修で、畜産もまた農業の大切な一部であり、地域の食を支える基盤そのものだと、改めて深く理解することができました。貴重な機会をくださったJerry Beansさん、本当にありがとうございました。

まとめ

  • 感染症対策と動線管理の徹底が、現場力とブランドを支える
  • 子豚1,000頭受け入れは、誘導・選別・健康管理の総合力が要
  • 清潔・空調・自動搬出などの設備が、衛生と効率を両立
  • 畜産の経験は、退職自衛官の新たな活躍の場にもつながる
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