
米先任!多古町のタウンミーティングに参加してきたであります!
あじさい祭りで出会った宇井さんに声をかけていただいたんです!
それは大きなご縁じゃな。
町の課題を知る貴重な機会になったじゃろう。


はい…。
過去10年で農業所得申告者が約100人減少、年間約4億円相当の産出額が失われていると聞いて、自分、胸が締めつけられたであります。
数字は現実を突きつける。
しかし、町は未来に向けた目標も掲げたのじゃろ?


はい!新規就農者を毎年10人受け入れ、農業所得を倍増させる計画です。
自分たちも「退職自衛官が農業に挑戦しやすい環境づくり」を紹介させていただきました!
人材不足とキャリアの空白…
二つの課題を解き合うのがおぬしたちの役割じゃ。
町も真剣に耳を傾けてくれたはず。


質疑応答では遊休農地の活用や若者が安定収入を得る仕組みについてたくさん質問をいただき、期待をひしひしと感じたであります!
その連携の芽を全国に広げられれば、日本全体の農の未来も変わる。
おぬしたちの覚悟が試される時じゃな。

あじさい祭りからつながったご縁で
農業自衛隊は、多古町で開かれたタウンミーティングに参加させていただきました。
六月のあじさい祭りでお世話になったRice Field Labo in Tacoの宇井さんから
「町の課題を共有する場にぜひ」とお声掛けいただき、今回の参加が実現しました。
数字が示す現状と課題
冒頭で共有された資料には、町の現状を表す厳しい数字が並んでいました。
- 過去10年間で農業所得申告者が約100人減少
- それに伴い、年間約4億円相当の産出額が失われている
- 成田空港機能強化の影響で、周辺の過疎振興地域では離農が急増し、耕作放棄地が拡大
静かに映し出された農業所得申告者数の推移表が、町の置かれている危機を無言で語っているようでした。

町が描く未来と挑戦
こうした課題を解決するため、町として明確な目標案が示されました。
- 今後5〜10年のうちに、毎年10人程度の新規就農者を迎え入れる
- 農業所得を倍増させ、若い世帯が定住し子育てまで見据えられる収益構造を整える
さらに、行政内での担い手支援の強化や、農地の受け皿づくりを一元化する構想も発表されました。
これまで分散していた課題をまとめ、町全体で支える体制を築こうとする姿勢に力強さを感じました。
農業自衛隊としての取り組みを紹介
私たちからは、退職自衛官のセカンドキャリアとして農業を選びやすい環境を整える「農業自衛隊」の取り組みをご紹介しました。
- 自衛官が持つ規律・計画性・災害対応の知見は、労働力不足に悩む農業現場に新しい風を吹き込む可能性がある
- 「人材不足」と「キャリアの空白」という二つの課題を掛け合わせれば、互いの未来を照らす光になる
この想いをお伝えすると、参加者の皆さんが真剣な表情でうなずいてくださり、
私たちも一層身が引き締まるとともに「必ず成功させなければ」という気持ちが強まりました。

現場目線の議論と新しい芽
質疑応答では、
- 空港周辺の遊休農地の活用策
- 若年層が農業で安定収入を得るための制度設計
など、現場目線の質問が次々と寄せられました。
議論を重ねるほど、硬く締まった土が少しずつ耕され、その中に新しい芽が潜んでいるような感覚を覚えました。
閉会後には町内の方々から個別にご質問をいただき、町から寄せられる期待を肌で感じることができました。
全国へ広げたい多古町のモデル
この多古町で芽吹いた連携モデルを全国に広げることができれば、
日本全体が抱える人材不足という長年の課題にも光が差すはずです。
貴重な機会をいただいた多古町の皆さま、そして宇井さん、
本当にありがとうございました。
